1.ディアルカ

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俺の名前は日向義樹。 今年で二十歳。 ディアルカというバーの店長をしてる。 前店長には俺が二代目の時からお世話になっていて、壊れそうだった俺を助けてくれたのも前店長。 その店長が海外に渡るらしくて、帰ってくるまでバーを頼まれた。 まぁ、バーっていっても不良のたまり場になってるけどな。 俺は昔、白龍というグループの総長をしていた。 ある事が起きて止めることになったけどな。 ついでに通り名は『銀狼』。 総長は止めたけど、たまに喧嘩はする。 負けねぇけど。 「義樹さん!酒!」 「お前ら未成年だろーが」 「そう言いながらもくれるじゃん!」 「はいはい」 今話しかけてきたのが新崎竜二。 現白龍の副総長だ。 アルコール度数が少な目のカクテルを作って渡す。 「またこれ~?これ以上いきたい!」 「ダメだ」 「義樹さんが出したカクテルの色の意味知ってるんだから!」 そう、俺は出すカクテルの色で意味がある。 嫌い・苦手な人には紫。 普通なら白・透明。 好きな方なら青。 一番大切・大事・好きならピンク。 今竜二に出したのは白。 白龍に属している奴らはだいたいが白、透明、青だ。 「はいはい」 「ケチ!じゃあチャーハン作って!」 「チャーハンな、了解」 さて、チャーハン作るとするか。
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