絶望の

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成長したら、やばいだろうな……。 なんてショタみたいなこと思ってると。 「お姉さんの家族とか友達とかは、ここに来ないの?」 いきなり、痛いところを突かれた。 家族は別にどうでもいい。 いままで散々迷惑を描けてきたのだから、わたしがいなくなるときくらい、素直に喜べばいい。 でも、友達については、ずっと目を瞑ってた。 ケータイの電話帳を見る。 友達フォルダの容量を確認すると、大体2000件。 しかし、わたしを訪ねて見舞いに来たのは1人もいなかった。
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