絶望の

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「お姉さん、何歳?」 いつになったら質問が終わるだろうか。 無視するのもかわいそうだし…。 「16だよ」 「僕は9さいだよ。7つも違うね!」 「そうだね」 ああもう、めんどくさい。 ふと、子どもの顔をみた。 茶色っぽいさらさらの髪の毛。 真っ白な肌。 茶色の大きな瞳。 それは、まるで、雪のような姿だった。
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