アイツの意外な本性

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AM6:00 これが風紀委員である俺の起床時間。 家から学校までは電車で約20分。徒歩の時間も含めると、通学時間は全部で約40分ほど。7時に起きれば8時半のホームルームには余裕で間に合うわけだが……昨日の服装チェックのように朝は何かと仕事が多くて早めに家を出ないといけない。 ちなみに今日は、生徒会役員と一緒に朝っぱらから学校の中庭にある噴水の掃除。 うちには美化委員がないから、本来、美化委員がする仕事を風紀委員がしなければならなくて……迷惑も甚だしい。 つか、噴水の掃除ってなんだよ。そんなん清掃会社にでも頼んでくれ。そもそも高校に噴水なんて作んなよなー……必要ねぇだろ。 「うぅん……ああー……だり」 のっそりとベッドから起き上がり目を細めながら、いつものように洗面所へと向かう。 ドアを開けると、途端にふわりと石鹸の香りと湿ったあたたかい空気が鼻を刺激する。 ん……湯気……? 真っ白でツヤツヤの肌、細くて色気のあるスラリと伸びた脚、華奢な胸板に、ほんのりピンク色の頬。 ポタポタと雫が体のラインに沿って流れ落ちる。 「ぁ……おは……」 「ぃぎゃあああああ!!!!!」 俺は叫び声をあげると後ずさり、廊下の壁にピタッと背中を貼り付けた。 心臓がドキドキしている。 一晩寝て、うっかり忘れていた……。 そうだ、俺、春野と一緒に暮らすことになったんだった……。 つーか、 「おまっ……服着ろよ変態!!!!」
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