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思わず中に入ることすらためらってしまうようなキラキラした部屋……。
「……怯んでどうする、俺」
ズカズカ入ると、ベッドの横に立つ。
ふかふかの布団から顔だけ出した春野はうっすら唇をあけて気持ち良さそうに寝息を立てていた。
枕元にはPSPと攻略本……。
俺が察するに、ゲームが難しいから攻略本を買ってやり始めたら止まらなくなって深夜まで没頭。ようやく寝たのは数時間前ゆえ、まわりの音が全く聞こえないくらい只今深い眠りの中にいる……。
ってとこだろう。
それにしても……。
「……黙ってりゃまあまあ可愛いじゃん」
長くてフサフサのまつげに、半開きの口、ほんのりピンク色のほっぺた。
なんつーかコレ……キス待ちの顔っぽくないか……?
って、なに考えてんだ俺は!
「お~い、ブス~。いつまで寝てんだよ!」
バッと布団をめくった瞬間、目が飛び出した(ような気がした)
真っ白な肌に、ボクサーパンツ1枚の春野……。
って、なんでコイツ、パン1なんだよ!!!!
まさに襲ってくださいと言わんばかりの格好に体が硬直する。
つか、相変わらずマジでパーフェクトすぎるなこの体……。前に風呂場で見たときと同じくらいの感動が俺を襲う。
大体にしてコイツ、毛がないんですけど……ムダ毛処理とかしてんのか?
つるっつるすぎる体に顔を近づけマジマジと見てみるが毛穴すら見当たらない。
「んんっ……ん~……」
「ぅわ!」
寝言のように唸ると、春野はもぞもぞしながらゴロンと寝返りを打ち、うつ伏せになった。
目の前に現れたのは神々しいほどに美しすぎる、
ケツ。
丸くてプリッとしていて下着越しでもそれがどれほどまでに素晴らしいのか見当がつくほどの綺麗な、ケツ。
思わずゴクリとつばをのむ。
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