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『あーさぶっ…』 3月も終わりに近づいた夜道を買い物袋を片手に帰路につく、後5分も歩けば家に着くだろう
今日から何故か会社が二週間も休みなのだがなにかあったのだろうか…
そんなことを考えていたら家についた
『ただいまー』
誰も居ない玄関に声をかけ靴を脱ぐと玄関から部屋が一望できる俺の部屋が待っていた
『さて、今日から二週間何しようかな…』
地元を離れて暮らしている俺には友達も彼女も居ない、趣味もない、学生の頃はあんなに嬉しかった休みが大人になると辛い物になるんだなー
とりあえずソファーに座りテレビをつける……………ふむ、飯でも食べるか
帰り道に買ったお握りを食べる、たまには自炊でもするかな
見ていてもあまり面白くないテレビを消し、ご飯を食べ終えた俺は風呂に入る事にした
『あぁーどこかにいい女でも居ないかなー!』
もう何度この言葉を口にしたのだろうか
『居るわけないよな…』
何度諦めただろう、そんな俺の生活は俺が風呂に入っている間に劇的に変化していた
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