1月1日 深夜 東京某所

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「アヤノ、……?」 俺の胸でぐずぐずと泣いているアヤノ。 顔が見たくて少し強引に引き剥がしてみた。 「…や、見ないでっ」 「ダメ」 だって、こんなにもかわいいアヤノを見たのは初めてだ。 見たいに決まってるだろ? 「神代くんって、そんなキャラじゃないのに」 「そうかな?アヤノちゃんが知らないだけじゃない?」 俺だってこんな自分知らないよ だけど、 「…ミレイ?こっち向いて?」 恐る恐る顔を上げるアヤノ。 名前を呼んでやれば従順にそれに従うだなんて、そんなアヤノ初めて知った。
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