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朝礼が終わり掃除の時間に同じ掃除場所の冴子が声をかけてきた。
「葵ー!今朝も騒がしかったね(笑)俊太郎も笑ってたよ?」
「ゲッ…俊太郎に笑われるとか最悪……」
「そんなこと言ってあげないでよー(笑)どんだけ、仲悪いのよ、あんたたち!あ、喧嘩するほど仲がいいっていうもんね!」
うわぁ…冗談もほどほどにしてほしいよー…。俊太郎と仲いいなんて、冗談でも言えないよ。
「やめてくれ…」
冴子の笑い声が響くと、隣の教室から先生がやってきて、二人とも怒られてしまった。冴子が話しかけてきたから…。
冴子の方をチラッとみると、ペロッと舌をだしてこっちを見ていた。
そんなかわいい顔しても許してやんないっての…
本当に散々な日になりそう。だけど、これが私の毎日。こんな日常が変わるなんて思ってもいなかった。
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