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手を振る僕は 別れも伝えずに 故郷と定めた 価値観を捨てた 船旅に出る ひかり輝く海へ 一期一会の温もりも 涙で語れない切なさも胸に秘め ある晩には ぼやけた灯りのもと 宛のない手紙を綴ろう 流れに身を任せて進んでいても それはこれまでを 責めることとは違うから 度胸なんてなくても良い 女が女らしく 男が男らしく 固定観念に 溺れることもなく 時代にあずけて 絶え間なく動き 続ける鼓動があるなら あとは爽やかに 笑っていれば大丈夫 独りでみつめる 夕焼けや星空が もったいないと感じたときに 寂しさを解りあう 恋をしたいと想えば良い  
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