拶正町

6/13
前へ
/18ページ
次へ
「失礼します…」 僕が校長室へ入ると腕組みをしてニコニコと笑う校長らしき人がいた 「やあ、私はこの学校の校長、鶴屋だ。君にはこれからここでの生活を送る前にルールを教えたいと思ってね」 「ルール…ですか?」 鶴屋校長はこくりと頷き僕に椅子に座るように促す 「この町は善人と悪人をきっちりと分けているのだ。」 「善人と悪人を…?」 「あぁ。…これを見てくれ」 校長から渡されたのは古ぼけた絵本だった
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加