組織最後の日

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「今日の任務は辛かったな~」 「まぁちょっとした軍だったからな」 任務を終えて長い飛行機の旅も終えて俺たちは組織で打ち上げをしていた。 「吹雪(ふぶき)もよく頑張ったわね」 組織で唯一で女性のフランス人であるソフィに声をかけられた。 「ありがとうソフィ」 ソフィはまだ25歳と若くこんなところで働いているのはもったいないくらいだ。そして何よりも美人である。 「じゃこれから報酬を分ける。一人100万ドルだ」 この組織のリーダーであるアメリカ人のアランが言う。もう60歳ぐらいなんだから引退すればいいと思う。 ちなみに、今回の任務はネパールの軍にさらわれていて、人質になっていたお偉いさんを助ける任務だった。かなり派手に軍を破壊したため今頃ネパールではニュースになっているだろう…。 「100万ドルはデカイ!!」 「しばらくは遊べるな!」 黒人のジェームスと中国人のリーが喜んでいる。 「吹雪はお子ちゃまだから100ドルでいいんじゃね」 ジェームスに冷やかさえ全員から笑いが起きる。 「冗談だから真に受けるなよ」 「分かってるよ。幸村(ゆきむら)」 組織で俺と同じ日本人である幸村は30歳とまだまだ若いが、この仕事がやりがいがあるためこの仕事をしているらしい。 そして俺の命の恩人である。 「おいおい。日本語でまた内緒話かよ!」 再び笑いが起きる。 俺は幸村と話ときは日本語で話すようにしている。 忘れないと思うが、一応忘れないために日本語で話している。
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