組織最後の日

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最初は組織の仕事など何一つできなかったが、組織で肉体作りをしたり射的練習をしたりして12歳になった時から現場に行き任務を行ってきた。そのために何人も殺してきた。 しかし、俺は常識がないためそれを何とも思っていなかった。 その後、幸村やリーに命の大切さを教えてもらったが、幸村達も人を殺しているため説得力がないのでよく分からなかったが、14歳の時に仲間であったマーティンが任務で命を落とした時に命の大切さを理解したが遅すぎた。自分が犯していた罪の重さに。 しかし、自首して捕まるのもバカらしいからこのまま組織で任務をすることにしたのである。 「ところでみんな今日は大事な日なんだよ」 幸村が突然言い出した。 「吹雪誕生日おめでとう!」 みんな隠し持っていたクラッカーを鳴らす。 「吹雪誕生日おめでとう!これプレゼントな」 「ありがとう幸村。幸村に会えて良かったよ。マジ何でも言うこと聞くよ」 「それは何よりだな」 「開けてもいい?」 「どうぞどうぞ」 袋を雑に破り箱を開けた。 「…うん?パスポート?」
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