2人が本棚に入れています
本棚に追加
俺はアメリカ出発の日にみんなに見送られ名残惜しみながら日本にやってきた。
そして、とうとう入学前日までやってきた。
日本に着いてからは日本語の会話を主に勉強した。帰国子女とばれないようにするためである。一応どっかの県から転校してきたという設定にするつもりだ。組織にいたことをばらすわけにはいかないからである。普通の高校生を演じるつもりだ。
てか、何で帰国子女なんだろ?俺は男のはずだろ…。
「何ぶつぶつ言ってるの?明日の準備しなさいよ」
ソフィと暮らし始めてだいぶ慣れてきた。今は姉のように接している。
「準備するものがわからんよ。学校行ったことないし」
「さっき私が準備したから準備する必要はないわよ」
「じゃ準備しろとかいうなよ」
「言ってみたかったの♪」
「自己満足!?学校ってどんな感じなの?」
「可愛い女の子がいっぱいいるところ。私みたいなね♪」
「じゃ可愛いくないな」
ドン!!強烈な蹴りがとんできた。俺は軽くぶっ飛んだ。
「もう一回言ってみて?」
笑顔で包丁を持たれながら言われても非常に困る…。
最初のコメントを投稿しよう!