6/82
前へ
/87ページ
次へ
葉 「おはよー」 挨拶と共に教室に入る。席について鞄の中身を取り出したりしてると、後ろから声をかけられた。 「あ、椿。おはよ」 「おはよ。お前昨日さ、図書室からずっと外見てたろ。何かあったのか?」 外から見えてたのか、目良いな。 「……いや、別になんもないけど。なになに?椿心配してくれたの?ww椿まじ良い子じゃんwwww」 そう言って頭を撫でると、顔を真っ赤にさせてうるせーと手を払いのける椿。 かーわいい(笑) 「まあ何もないけど、ありがとうなw椿ってサッカー部だっけ?」 「ん?そうそう。雪路は…」 「帰宅部ですwつか葉で良いよ、短いしw」 「了解。何か部活しねえの?」 「んー、まあねえ…」 しようかとは思うんだけど、したくないっつうか、 「中学で部活の先輩といざこざあってさ。あーいうのはもうこりごりww」 肩を竦めて答える。 「あれ、椿ーあれお前の彼氏じゃね?」 「え、マジ?!」 オレが教室の入り口を指すと、嬉しそうな笑顔を浮かべて駆けていく椿。 恋に部活に、青春してるねえ(´ω`* そういうのがあればオレももっと楽しめんのかな。 まあ部活はともかく、恋より友情かな、なんてww 椿いい子だし、もっと仲良くなりたいなあ。 幸せそうに恋人と話す姿を眺めて思った。
/87ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加