学園日記。

壱

葉

何の授業が一番嫌いかって、そりゃあ外でやる体育だ。

だって参加できないし！(´￢｀

ほぼ完璧に色素がない割りに普通に過ごせるのは、既に奇跡みたいなモンなんだけど、やっぱり長時間直射日光に晒されるとなると問題がある。
冬でも日焼け止めは持ち歩くし、夏なんて照射量多いからべったべたになるくらい必要だ。

まあそんなんだから外で体育の時は、ちゃんと許可がある上で教室内で待機することになってる。
一応課題プリントも出されるし、一人寂しく自習しなくちゃならない。

それもまあ簡単なものばっかで、そうそうに終わらせては暇を持て余す事になる。

窓際に立ちグラウンドを見れば、楽しそうに或いはだるそうにしながら体を動かすクラスメイトと、多分他クラスの奴等。
そういや今日合同なんだっけ、いいなー。

見てても羨ましくなるだけだから、結局席に戻って机に突っ伏した。

｢ちくしょー暇だよー…｣

誰にも拾われない愚痴は虚しかった。

次の体育の時間は雨が降るよう呪ってやる。
雨でも雪でも降ってくれれば体育館になんのになあ。