学園日記。

壱

葉

｢…やべ、｣

呆っとしすぎた。
グラウンドから撤退する人達の姿に、ようやく我にかえる。

とりあえず鞄とりに教室戻らないと…。

教室に入ると案の定部活の終わった奴らがいて、お疲れーと声をかければ返してくる声や、なんでまだ居るんだよとからかうような声があがる。

｢うっせえしｗｗ鞄忘れただけだしｗｗ｣

調子の良い会話が楽しい。
だせえとかバカだとか聞こえたのに適当に返して外に出ると、寒さに身震いした。
やっぱ日が沈むと大分冷えるな。校舎の方でめっちゃ薄着の奴見かけたんだけど、よく平気だよなー。

体温高い奴はオレに分けてくれれば良いと思う(´￢｀

とりあえず飯はなんかあったかいもん食おう。