2895人が本棚に入れています
本棚に追加
/843ページ
「……やっ…っ」
至近距離のガイの肩を押しのけて、自分の唇を押さえた。
予想していなかった展開に、雅の思考は再び固まる。
頭の中が痺れて、全ての事が繋がらない。
取り乱した雅は、落としたタオルに気が付かないまま。
キ、ス……?、と。
ため息も兼ねたような深呼吸を慌ててひとつ、ついた。
キス、した?
あたしに?
どうして?
だって。
こんなに、綺麗な人なのに?
最初のコメントを投稿しよう!