変わり変わらぬ恋心

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「焼き芋できるかなあ」 「暖炉だからな、いくらでもできるだろうよ」 嬉しそうな雅の髪は、相変わらず鷹野が毎朝整える。 凱司は、やや長く伸びた金髪を掻きあげ、赤いダッフルコートを着た雅の頭を、いつものように、撫でた。 「そうだ、凱司さん。友典さんが、年末年始、あたしどこに仕舞うつもりですかって」 「……相変わらず日本語おかしいなお前」 「えと、あたしをどこにしまって、凱司さんが実家で…鷹野さんがどこに?」 あれ?と首を傾げた雅が、唇に指を当て、ちょっと待ってください、と凱司を見上げた。  
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