6人が本棚に入れています
本棚に追加
母「うははは!皆遅い遅い遅い!!」
車線変更をしまくり、車をどんどん抜かしていった。
ちなみに現在のスピードは、約90Kmで完全に違反である。
俺「凄い…」←普通に歓心
光本「怖怖怖怖」
母「右に重心寄るわよ!」
俺「うん?」
光本「ままままま待て!」
ヒギャアアアアと音をたてて、左に曲がった。
しかもただ曲がったわけじゃない。
なんと『ドリフト』した。
光本「ヒギャアアアア」
母「ぎゃあぎゃあ五月蝿いわね!?弐村君を見習いなさい!」
俺はどんな顔していいかわからなかったので、とりあえず愛想笑いした。
光本「……」
そのあとの光本は会場に着くまで、全く一言も喋らなかった。
光本「…………」
ドリフトしようがスリップしようが、言葉を発しなかった。
光本「…………………」
なんとなく気まずい空気になるなか、母は叫びまくってた。
母「挑戦的じゃねえか!?あの車!!HAHAHA良いねえ!!」
光本「…………………………………………ぅ」
ちなみに後で聞いたところ、光本の母は普段はおっとりしているが、車に乗ると性格が豹変するらしい。
最初のコメントを投稿しよう!