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『結華ちゃん?なに、赤い顔して百面相してんの?』
『ふぇ!?』
気がつくとシバちゃんが私の顔、覗き込んできてて。
『な、何でもないよ!?』
『……怪しい。ものすごぉく、怪しい。』
『そんな事無いってば!?』
『ふぅ~ん』
『ほ、ほら。部活部活!!』
まだ怪しげな柴ちゃんの視線を避けるように、私はコートに向かった。
『米澤……ひふみちゃん』
彼女の名前を呟き見上げた空は
何だかいつも以上に眩しかった。
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