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シバちゃんの言葉に甘えて
私は1人、会場の外でひーちゃんを待つ事にした。
でも、彼女はなかなか会場から出てこなくって。
部員達がみんな帰ったであろう頃に
ひーちゃんは現れた。
ひーちゃんは私に気付くと
大きな目を更に大きくしてた。
『帰ったと思ってた…』
『…何か、ね?』
『……負けちゃいました』
『…ん。でも、頑張ったじゃない』
『そう、ですね』
『ねぇ?』
『はい?』
『泣きたいなら、泣いていいんだよ?』
そう言ったら
ひーちゃんの目からは一気に涙が溢れ出て
私は自然とひーちゃんを抱きしてめた
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