偶然と必然

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『ちょっとええか?』 ある日の夕方、私が所属している部署の部長、中河さんが紗貴ちゃんに声を掛けてきた。 『突然で悪いんやけど、この後ちょっと飲みに行けへん?』 『え、私と差しですか?』 『いやいや、もちろん石本もや』 『え?ちょっと部長!!私には確認も無しですかぁ?』 『石本は彼氏もおれへんのやし、何も予定ないやろ?それとも何や、予定あったんかいな?』 『そ、それはっ!!』
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