ハジマリ

7/8
前へ
/39ページ
次へ
息がうまくできない。 この人に迷惑をかけてしまうと思ってうつむいた。 「どうした?」 目の前のこの人が覗きこもうとする。 『ーッ、』 あたしは走って屋上を出た。 「っ、おい!」 「李由?!どこ行くんや!」 李由を追いかけようとした燐は、金髪の男に止められた。 「ほっとけ」 バタン!と勢いよくドアを閉め、走って保健室に向かった。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加