カメレオンになる

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朝。 僕はおもい体をどうにか起こした。 カーテンを開ける。どうしてかいつもより明るい。 いつも通りのしたくをし、玄関へと向かう。 ここで気付いた。 やっと気付いた。 馬鹿だなぁ、僕は。 「まじか・・・」 僕の目の前の時計が七時十分をお知らせしていた。 いつもならこの時間で十分いいのだが、今日は実力試験前の補習があることとなっている。補習が始まるのは七時半。 (今からなら、間に合う・・・!) 僕は勢いよくアパートを飛び出した。
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