1

5/7
前へ
/200ページ
次へ
 立ち上がりながら、瑞乃が天音に素早く声をかけた。 「奥へ行きなさい」 「天音さん、ちょっと待って」  気味の悪い猫なで声に、天音の足が止まった。 「お客様、席にお戻りください」  瑞乃が天音の前に立ちふさがるように、男の前に出た。
/200ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1649人が本棚に入れています
本棚に追加