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しばらくして、博元が言った。
「あのさ、今日話があってさぁ」
「どうしたぁ?」
「ま、とりあえず食いに行こうぜ」
「あ、あぁ……」
そうして、近くの焼肉屋まで行った。
その時の飯は死ぬほどうまかった。なんか幸せな気分で、俺は悩みも愚痴も全部はきだした。時々、俺って博元に流されてんのかなって思うんだけど、でも博元は俺の話を聞いて、正しいことは正しいで、正しくないのは正しくないと反論してくれる。
「学校来る気になった!?」
「……」
「ず~っと溜め込んでいたらさ、進歩ねぇーよ?な、来いよ!」
「わかったよ」
何か不安だったけど、確かに希望はあった。そこらへんの不良潰すのも飽きていたし、本音を言うと学校生活送りたいなんて思っていた。
親に迷惑かけたくなかったし……
そして俺は3の不登校生活から普通の生活に戻った。
でもさ、知らず知らずのうちに俺の名前はそこらへんを飛び回ってたんだよねぇ……
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