懐かれた相手は蛇女

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「それでも、ごめんなさい」 「いいって、それじゃ食材閉まってくるからリビングで適当に座ってて」 「うん」 この空気は嫌いだ 重苦しくなると会話もできないし、何もいいことはない 両親がいなくなって暫くは俺も塞ぎ込んでしまって周りに迷惑をかけてしまっていたからな、そういう空気はもうたくさんだ あまりミアを待たせたくないのでササッと食材を冷蔵庫にブチ込み、お茶を用意してリビングに行く 「お待たせ、お茶どうぞ」 「あ、ありがとう」 お茶を飲んで一息つき話を再開させる 「さ、話しにくいかもしれないけど話してくれ。引っ越してから何があった?」 「うん、この街を引っ越して暫くして私密売人に捕まったことがあるの」 「なんだって!?」 「一応すぐに救出してもらえたから怪我はなかったよ、でも私より先に捕まってたラミアの子が・・・・」 「その子は?」 「命に別状はなかったけど、蛇の部分の3割以上の皮を剥がされてた。それから私、人間不信になっちゃって」 「そうだったのか・・・ゴメンな、俺から聞いといてアレだけど辛いこと思い出させちゃって」 「ううん、私も同じことしちゃったからおあいこ」 そうか、ミアも心に傷を・・・辛かっただろう 「よし、この話はもう終わり!気分を切り替えよう!」 「そうだね、いつまでも暗いままじゃ嫌だもんね!」 取り敢えず昔話でもしようかと思ったが真っ先に気になることを聞いてみる 「そういえばミア、お前はいつこっちに戻ってきたんだ?」 「ん?今日だよ?親の仕事の関係でこっちに戻ってきたの、明日から悶娘高校(もんじょうこうこう)に転入するんだ」 「え?悶娘高校?俺と同じ高校か!」 「よーちゃんも悶校なの?やったー!また一緒に学校に行けるんだね!」 「ちなみにサーペントも同じ学校だ、今あいつ生徒会副会長やってるんだ」 「サーペントちゃんらしいね~明日が楽しみだな~またよろしくね~」
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