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「あぁよろしくな、それはそうとこれからどうする?あと家は?」
「一応まだ大丈夫だし、家も前と同じ場所じゃないけどここからそんなに離れてないから大丈夫だよ」
「そっか、なら晩飯食ってくか?」
「よーちゃん料理できるの?」
「一人暮らしも5年もやってりゃ嫌でも上達するさ、で?どうする?」
「食べるー!」
屈託のない笑顔でミアは返事をする、変わってないな~食いしん坊なところ
「りょーかい、それじゃ作るかな。今日はそぼろ丼にしようかと思ったが、なんかリクエストあるか?」
「卵使ってるならなんでもいいよ!」
「相変わらず卵好きだな」
「だって蛇だもん!」
一時期、彼女は卵を食べ過ぎて周りからたまごちゃんと呼ばれていた時期があった、それでも彼女自身満更でもなかったらしく喜んでいたけど
それじゃせっかくなので目玉焼きハンバーグでも作りますか
「それじゃ再開記念にお互いの好きなものをドッキングしてやろう、俺はハンバーグが大好きだ、そしてミアは卵が大好き!ならば取るべき道は目玉焼きハンバーグで決まりだ!」
「いえーい!」
久しぶりの・・・本当に久しぶりの賑やかな食卓に俺は心から笑っていたと思う、慣れててもやっぱり淋しいのは嫌だからな
夕食後
「おいしかったー、よーちゃん料理上手だね~」
「お粗末さま、それより一回家に連絡入れたらどうだ?」
「そうするー」
その時彼女のポーチから着信を告げる音楽が流れる
「お、ナイスなタイミング!パパからだ」
確かにいいタイミングだな、連絡する手間が省ける
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