懐かれた相手は蛇女

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「そりゃそうよ・・・だって・・・よーちゃん以外の人間なんかどうでもいいもん」 急にしおらしくなったミア 何かあったのだろうか 「ミア・・・引っ越してからなんかあったのか?」 「・・・・・・大丈夫、もう過ぎたことだから・・・」 「ミア、過ぎたことかもしれないけど教えてくれ。何があったんだ?」 「ここじゃ話しにくいからよーちゃんの家に行こ」 「そうか・・・わかった」 話を聞くために家に戻ろうとして速攻思い出す 「だがその前に買い物に行かせてくれ、今を逃すと1週間の食材を買いに行けないのだ」 「え?う、うん」 すぐに行くと思ってたらしいミアは素っ頓狂な声を出して頷いた、取り敢えず夕飯くらいはご馳走してあげよう というわけでいつもよりちょっと多めに食材を買い出しに行くとします 買い出しも終わり、家に着いた 「お邪魔します~あんまり変わってないね」 「まぁそうだな、たいして物を増やすでもないし動かしてもいないからな」 「おじさんとおばさんは元気?」 「お前は知らないんだっけ?ミアが引っ越してから少しして二人共交通事故で死んだよ」 「あ・・・ごめんなさい・・・」 「いいよ、気にしてない。いつもは寂しいなって思うけど今日はミアもいるから家も賑やかになる」 両親はミアが引っ越して半年ほど経った時に俺が学校に行ってる時に居眠り運転をしたトラックに轢かれて死んだ たまたま二人の休みが一緒だったから買い物に二人で行っている時だったらしい 先生から知らせを受けたとき幼かったのもあったのか何があったのかさっぱり分からなかった その後多額の慰謝料や保険金が家に入ったけど俺ひとりじゃどうしようもないから一番良くしてくれてた祖父母に頼んでいろいろやりくりしてもらってた あの二人がいなかったら多分顔も知らない親戚に全部持って行かれてたと思う
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