本当の恋に気づくまで。

10/16
前へ
/16ページ
次へ
この日は早く起きて、僕は神棚の前に何故か正座して座っている。 大学まで行くか。それともパソコンで受験番号を見るか… 相当悩んだが、結局家にいる事にした。 落ちてたらショックだしな… 時間になった。僕はドキドキしながらパソコンを開く。 そして、インターネットで受験発表を検索する。 大きく息を吸い、受験票に目をやる。 僕の番号は 『1115』だ。 緊張感が半端ない。 そして、ついに僕の番号を発見した。 うそ…受かってるのか!? 何度も何度も自分の番号と画面を見比べ、夢を見ているよな感覚に陥った。 ついつい仕事中の僕の母親に電話をした。 母親はすぐに電話に出てくれ、泣きながら喜んでくれた。 それが本当嬉しくて、僕は舞い上がって橘に電話をしてしまった。 「もしもし。裕也?」 「突然ごめんな? 俺大学受かってた!」
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加