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彼女は泣くわけでもなく、ニコッと笑って
「ありがとう。言えてよかった…」
こう言ったのだ。
それから僕は、僕なりに色々考えた。
告白してくれる子は勇気を出して言ってくれているのだから、もう少し相手の気持ちを考えようと。
そんな事を色々考えていたら、
「ごめん、待った?」
女子の声が聞こえた。
声の方向に目を向けるとそこに居たのは、学年1可愛い子だった。
名前は橘恵美(タチバナ メグミ)。僕は目を疑った。
そして同時に、告白なんてされるわけねーじゃん。と鼻で笑った。
橘は俺を見るなり顔を赤くする。
そんな橘を見て、僕も顔を赤くした。
変な緊張感がその場を苦しめる。
大体、そんな話した事もないのに…
「単刀直入に言います。あなたの事が好きです」
橘は僕の目をまっすぐに見て告白してきた。
「マ……マジで?」
頭の中が回らない。
学年1可愛い橘がなんで僕の事を…
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