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この橘の自信満々な顔。振られるなんて思っていないのだろう。
そう、こんな可愛い子を振る理由なんて思いつかない。
だから僕も
「僕で良かったら…」
なんて、あっさりOKしてしまった。
「わぁい♪ じゃぁメグの事不安にさせたりしないでね!」
彼女は笑顔で小指を出してくる。
そんな彼女が可愛いな…なんて思いながら僕も小指を出す。
そして僕たちは誓い合った。
橘が思う、“恋人”の約束を…
それから僕たちは毎日毎日一緒に下校した。
休みの日も彼女と遊ぶ生活。僕の生活は彼女第1になっていた。
***
それから半年後。
僕は高校3年になっていた。
受験、就職活動の生活で教室の中もピリピリしている。
そんな中、もちろん橘とも今後の進路の話が出る。
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