その感情の名は

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「あー…、谷くーん…。」 寝起きってかんじで、天パをさらに寝癖でめちゃくちゃにさせて、眼鏡で、しかも半裸。 そんな変態スタイルで、ここの家主が顔を出した。 「なに。」 「米もパンも無いから…、ちょいコンビニ行って何か買ってきて?」 「ん」 手渡された財布。 自分も半裸状態だったから、Tシャツを着て玄関に向かった。 「近野さん何が良いの」 「んぁー、甘いもん…かな。」 「寝起きで?胸やけするよ。」 「えー?はは、じゃあ適当に弁当とかで…。」 「うん。」 ドアを開けると、眩しい光が寝起きの身体を攻撃した。 「まっぶ……」 「ちょ、眩しい早く閉めろ。」 「………。」 恨めしげに近野さんを一瞥してからドアを閉めた。  
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