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ゆっくり俺の頭に手を乗せ
「楽にしてて。すぐ終わるから」
凄い楽しそうな顔をしてる
逆に、怖いし
「はい。お願いしま~す」
不安なのでギュッと目を閉じとく
「はい。終わったよ。この鏡で姿を確認して」
へ?もう終わったの?
本当に、一瞬だった
「え~…あの…これが俺?」
手渡された鏡で姿を確認すれば顔は変わってないが髪色が違った
俺の髪は、普通の茶髪だったのに今は真っ白だ
それに服装まで変わってる
真っ黒なスーツに、手で持ってた鏡はステッキに変化した
「この姿が使い魔になった君の新しい姿です」
自分で言うのもアレだけど…胡散臭い気がするよ~
「そ、そっか~。…あ!?このステッキは?」
「君の武器です」
へ~、武器なんだ
強そうに見えないけど…
「もう質問はない?なければ彼の元へ送るよ」
ん~…何かあったかな…
「うん!大丈夫。ありがとう」
「分かりました。では、使い魔になっても楽しんで下さいね」
彼がそう言った途端に俺の意識はまた遠退いてく…
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