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「……あれ? じゃあ潤ちゃんの彼氏、動物好きじゃないの?」
言われてちょっとした疑問を持ち、私は当然のように私の隣に座っている純ちゃんを覗き込んだ。
「うーん……。嫌いっていうわけじゃないんだけど、興味がない、みたいな?」
「ああ、なるほど」
言われてなんか、納得した。
そういう人は結構多いもんな。
「興味がないものに、わざわざ付き合って貰う気分にはならないし、そんなんだったら趣味の合う涼ちゃんと行った方が絶対楽しいもん」
「ほーう……」
しれっとしながら答える潤ちゃんを見て、私は少し感心しながら彼女を眺めていた。
「なに?」
視線に気がついたのか、彼女は私に自分の視線を移す。
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