◇チーム『KTSM』◇

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「ちょ、ちょっとケイっ……!!」 「呼び捨て禁止」 「……ケイくん!! なんで急にそんな話になってるわけ!? て言うかさっき『どうせ今日以外は会わないだろ?』とか『名前を教えるだけ無駄』とか言ってたじゃん!!」 「さっきはさっき、今は今」 ……はぁ!? 全っ然、意味わかんないんですけど!! 「さっきは、もう会わないだろうなって思ったけど。 でもお前、バスケに興味ありそうな感じだから。 だから俺が特別に教えてやる」 ……なんで、そんな上から目線なわけ!? 確かに私は、バスケのことなんて全然知らないけどっ……!! でもそんな風に言われたら、絶対教わりたくない!! って思う。 「……太一くんに教えてもらうからいいもん」 「アイツはダメ」 「……なんでよ?」 こんな最悪な奴に教わるより、太一くんに教えてもらいたい。 そう思ったけれど。 「バスケを教えるフリして、胸揉んだりケツ触ったりするぞ?」 「へっ!?」 「アイツに触られたいのなら止めないけど、どうする?」 胸揉まれたりお尻触られたり、って、太一くんそんなことするの!? うーん……でも確かに、太一くんっていつも女の子にちょっかい出してるから、じゅうぶんあり得る……。 「だから俺が教えてやる。 明日の10時な?」 「あ、うん……」 ……って、返事しちゃったけど!! 別にコイツに教わる必要なんてないんじゃない……!? だいたい私、運動音痴だし!! 教えてもらえるからってノコノコ行ったら、下手なとこ見られて笑われるだけじゃん……!!
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