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「ってか、ヴァルキュリア部隊の隊長って……。」
「多分、君が考えている人で間違いないよ。」
二人して溜め息を吐いた。
え、俺あの人の直属の部下になんの?
「……いや、まあ彼女今出張みたいな感じだから。
当分は帰ってこれないと思うよ。」
「大した慰めになってないんですけど。」
問題が先伸ばしになっただけじゃねぇか!
「君が騎士になった理由を知っている僕としては君の気持ちもわかるけど。
でも、ヴァルキュリアに近付けるなんて、普通の男では願っても叶わないんだよ?」
「願ってるやつと代わってあげたいんですけど。」
「……君の為にもなると思うんだ。
君が生きてきたこの10年、君には足りないものがあるはずだから。」
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