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この人が真面目な顔で何か言うときは、それはこの人の本心だ。
つまり、俺に拒否する事は出来ない。
だって、この人は本当に俺の為になると思ってくれているのだから。
「……今回は騙されておきます。」
俺がそう言って一礼してから部屋を出ようとすると、グレンさんから呼び止められる。
「ちなみに、まだ言ってなかったけど共同生活だから。」
「は?」
思わず、間の抜けた声を出す。
「炊事洗濯家事掃除、全て君がこなすんだ。」
「……。」
声を出せないほどの驚愕。
「今、ヴァルキュリアにいるのは4人……まぁ、その人数で一般兵1000人は虐殺出来るレベルだから……って僕に向かってナイフ投げないで!」
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