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三途の川だとか、花畑だとか、そんなものがあるのかと思っていたが、どうやらそうではないらしい。
リンジは、ふわふわした感覚の中、辺りを見回した。
暗闇。
だが、その暗闇の中にいる自分の手足は、はっきりと目に見える。
「足あるじゃん」
他に人はいないようなので、それは完全にリンジの独り言になってしまったが、とりあえず足がある事を確認したリンジは、わけのわからぬまま、体の向いていた方向へ、まっすぐ歩いてみる事にした。
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