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「なぁ、碧…こんな本あったけ?」
花園学園の図書委員、藤崎 雅紀は、同じく昼休み担当の今 碧に一冊の本を渡した。
赤い布の分厚い本の表紙には、『紅雨』と記かれている。
「み、 た、 事…ないなぁ、」
本を受け取った碧は、貸出しカードをだした。
「あっ!?」
「どうしたぁ~碧?」
碧の持ってる貸出しカードを見た雅紀は、同じく、あっ!?と声をあげてカウンターに入った
「俺、借りた事ないぞ…?」
貸出しカードには、『今 碧 1/10日貸出』と書かれている。
「一番は、…畠山 舞?」
「殺された奴じゃん」
陽気な雅紀は、2人以外いない図書館で騒いだ
「だな、…6日って殺された前日じゃねぇ?」
「意味わかんないなぁ、碧の貸出しデーターには、書かれてないぞ…」
「ん、わかんねえな勝手に名前使われたのかよ…」
「本は、無事だし、碧も気にすんなよっ!」
バシンッと勢い良く碧の背中を叩いて言った、いてぇよとか言いながら2人は、図書館の日付カレンダーを1月19に設定して図書館からそのまま出ていった。
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