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ピートのゴツゴツして傷跡だらけの それでも綺麗な大きな手。
わたしは、ピートに嫌われてるんじゃないの?
震えるわたしの身体を優しく でもわたしを逃がさないようにきつくピートが抱き締める。
混乱して泣き出したわたしにメルリが優しく話し掛けて来た。
「アユ様。
心配しましたわ。
無事に帰って来られて安心しました。
アユ様が逃げ出した後 兄は、大変でしたのよ。
その場に居たみなに苛められて。
ゆっくりふたりでお話しくださいね。」
クスクスと笑って ひとり先に家の中に入ってしまった。
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