1 夏帆自宅

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次の朝 「ふぁ……よく寝たぁ」 夏帆は伸びをしながら欠伸をしながら 朝食と呼ぶには少し遅い時間に食事をした 今日はすべての家事をこなしショッピングへ出かける予定だった 「とりあえず、掃除機かけようっと」 鼻歌交じりで部屋の掃除をし始めた夏帆 その時掃除機が机に当たってしまい 机の上に置いてあったものが一気に落ちてきた 「あちゃ……やっちゃった……」 その中には昨日の手紙があった 「あっ……」 そうだった、今日はこれを返しに行かないといけないんだった 一晩寝て、手紙の事は頭からすっかり抜け落ちていた 「よし、ちゃっちゃと支度してぱぱっと返してきちゃおう」 残りの家事を適当に済ませると 慌しく出かける準備をし家を後にした
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