7人が本棚に入れています
本棚に追加
カランカラン
お客さんが数名と店内にはセンスのいいジャズが流れていた
そのまましばらく店内を見渡しているとギャルソン服を着た若い男性スタッフに声を掛けられた
「いらっしゃいませ、よろしかったらカウンター席へどうぞ」
と促され笑顔で案内された
小さくありがとうございます。と会釈をして夏帆は座った
喫茶店の前の通りはあまり使う事がないが、以前に一度だけ雰囲気のいい喫茶店が在るという話を聞いたことがあった
隠れ家みたいで始めてきた場所なのにホッとした
「いらっしゃいませ、お飲み物はいかが致しますか?」
先ほどの若い男性スタッフではなく、ギャルソン服を着た中年の男性に声を掛けられた
「あ、じゃあ・・・カプチーノをお願いします」
テーブルの上においてあったメニュー表の目に付いた飲み物を頼んだ
最初のコメントを投稿しよう!