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片手に買い物袋を抱えた眼鏡を掛けた若い男性
「マスター、只今戻りました」
「お帰り、早かったな」
「いつもの店で仕入れていた食材が売り切れていたので少し遠くまで足を運びましたが、
道が込んでいなかったので思ったより早く戻れました」
「そうか、一息入れないか?新作デザートがあるんだよ」
「マスターの新作デザートですか…」
「今日のは自信作だぞ!糖分控えめにしてみたからな」
マスターと呼ばれた男性は嬉しそうに厨房へ行った
眼鏡を掛けた男性がチラッとこちらに目をやり
「でしたらこちらの女性にご馳走してはいかがですか?僕は甘いものは得意ではないので」
夏帆は急に話を振られ男性の方をまともに見てしまった
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