2 カフェにて

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「よかったら食べていってくださいね」 「あ、あの…ありがとうございます」 夏帆はお礼をした 「はい、おまたせしました」 マスターが嬉しそうに可愛いケーキを持って出てきた 「わぁ、可愛い!いただきますッ」 糖分控えめと言っていたとおり、さっぱりとした甘さで後味も気にならない オレンジピールが個人的にはツボ 「本当に甘さ控えめでおいしいです!」 マスターはニコニコしながら食べるのを見ていた 「甘いものが苦手な方もきっとこれなら食べれると思います」 「本当?お口に合ったようで嬉しいよ」 そういってマスターは紅茶を入れてくれた 「特別にどうぞ。」 眼鏡の男性の前にも紅茶が置かれた 先程席に案内してくれた店員さんがマスターを呼んだ 「マスター、お電話ですー」 「おぉ、ありがとう。それじゃお嬢さんゆっくりしていってね」 そう言うと電話のある部屋へ歩いていった
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