2 カフェにて
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夏帆は化粧室のドアをパタンと閉めた 「はぁ…心臓が…バクバクいってる…」 恥ずかしい…あんな顔の整った男性の横で子供のようにケーキを食べるなんて…… 「はぁ……すごく戻りづらい……」 話しかけられるとは思わず油断してしまった 「はぁ、ただ手紙を返しに来ただけなのに……はぁ」 手紙を取り出そうとバッグの中に手を入れた 「いけない、テーブルの上に置いたままだ!」 夏帆は慌てて化粧室を出た
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