3 探偵事務所にて

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***** 「どうぞこちらへ」 そういって黒いソファーの前に紅茶を用意してくれた 「あの、何で私はこちらに呼ばれたのでしょうか?」 おそるおそる、若い男性に尋ねてみた 「その封筒の件でこちらに御用だったのでしょう?」 「あ、そうです・・・あの、もしかして綾瀬さんという方をご存知でしょうか?」 「はい、存じております」 そういうと男性は笑顔でこういった 「僕が綾瀬です。」 「え、あの、失礼ですが下のお名前は…?」 「瑞樹です、そう書いたはずですが?」 「すみません、てっきり瑞樹さんは女性の方だと思ってました」 よく間違われるんですよ。と綾瀬さんは苦笑した
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