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「は……あ、いえ、あの」
思わず、はい。と
返事をしてしまいそうになった夏帆は綾瀬に今日ここに来た理由を話そうと意を決してその言葉を口にした
「あの・・・実は、お断りしようと思ってここに来たんです」
続けて柚原は
「ドレスまでご用意して頂いて申し訳ないのですが、
私が豪華客船○○○号の式典にお呼ばれするのは……場違いかと思いまして……」
綾瀬は何かを言おうと柚原の方に振り返る
「綾瀬さんでしたらもっと素敵で、私なんかよりも相応しい方がいらっしゃると思います。
本当にごめんなさい」
そういって柚原は、逃げるように、失礼しました。と言って帰ろうとドアに手を掛けた
----その時
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