プロローグ

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「…ん」 ガタンゴトンと、電車の揺れで目を覚ます。携帯電話の時間を見るとお昼の12時ちょっと過ぎ 「ふわぁ…。良く寝た…」 目を擦りながら、携帯電話を取りだし操作する。メールや電話の着信履歴を確認するとメールと着信両方あった。メールは友人からのものが数件、電話は高校の友人からの電話が一件、時間を確認すると数分前だ 「……と」 周囲を確認するが、周りは私と同い年か、少し年上の人ばかり。とてもじゃないが電話は出来なさそう。しょうがないのでメールで連絡することにした 「んと…『どうしたの?』で良いかな。送信、と」 確認して、送信ボタンを押す。音が鳴り送信の成功を確認。友人からの返事はすぐに返ってきた 『涎、ついてるぞっ!』 「嘘っ!」 すぐに右側を擦る、しかし拭えてる気配はない…。と思っていたら、またメールが届く 『そっちじゃない、そっちじゃない。左側だよっ!』 「やっぱり!」 すぐに左の口周りを擦る。が、やはり拭えてる気配がない…。すぐに携帯電話を取りだし文を打つ 『騙したわね!』 すぐにメールを送る。やはり、返事はすぐに返ってきた 『おぉ、怖い怖い。ま、その調子だったら心配はないわね!。そっちは大変だろうけど頑張って、アリス!』 … 「はぁ…。『余計なお世話よ』と」 文を打ってメールを返信する。携帯電話のバッテリーも少なくなってきたので電源を落とした
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