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・・・・え マジで!?
俺らの街そんなに怖い話が盛りだくさんだったのか・・・・
というか怒るのか?
入学式が終わってすぐに、俺こと石田光(イシダヒカル)は式で意気投合した隣の席の伊瀬本馨(イセモトカオル)からそんな話を聞いた。
なんか女顔だな…声も高めだし。俺じゃなく伊瀬本がだ(同い年なのに)。
そんな怖い話信じるのか?とか怖くないのかこのDTとか言う質問はさておき、俺はこの十六夜町にずっと住んでいたがそんな話は一度も聞いたことはない。よって・・・・
「お前・・・ついて言い嘘とダメな嘘があるぞ・・・」
「嘘じゃないよ! ほんとだよ!!」
「本当かよ・・・(他のみんなは知っているのか?)」
とはいっても今は始業式が終わって皆席についてそれぞれ何かしている。
俺のように近くの人と話したり、読書をしたり(表紙が女の子だが)、何やら1人でニヤニヤしている人がいる。
聞けねえなこれでは・・・。
「お前はずっとここに住んでたのか? あまり見ない(女)顔だが・・・」
「名前で呼んでよ・・・ ん、今”顔”の前に何か言おうとしなかった?」
「い、言ってないぞ? 全然言ってない!!」
「そう? まぁいいよ うん、僕は中学校を卒業してからここに来たんだよ!」
「そうなのか・・・大変だな。 この町にはいまだにいろいろな規則が残っているから変な感じがするだろ?」
そう、この町には古くからさまざまな言い伝えに基づいた規則のようなものがある。
たとえば”とある学校には鏡を持っていってはいけない”や”七校の白桜に自分が犯した罪を告白すると許される”など意味不明なものばかりだが…
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